心の断捨離
作者はアルボムッレ・スマナサーラ(何度聞いても覚えられません)スリランカの高僧。
『怒らないこと』は有名かな。読んだことあるという方も多いのでは?
人の悩みごとはすべて執着から生まれているということです。
執着には4つの種類がある。
①欲(五欲)への執着
…すべての欲望を満たしたいと思う
②見解への執着
…自分の意見にこだわる
③儀式・儀礼への執着
…しきたりや習慣に倣う
④我論への執着
…自分は存在する
そんな執着を捨てましょう という本。
欲望には、際限がないのです。
何故、何のために捨てるのか?
それは執着は心を束縛するから。
束縛されるから、怒りや嫉妬や不安が生まれ、心がとても不自由になる。
本当の自由、本当の幸せを手に入れたければ、潔く捨てましょうって。
この本によれば、執着の中でも物欲を捨てるのは、最も簡単なことのようです。
それより自分の意見を捨てるのは、もっと大変なことらしいです。
ついつい自分の意見を相手に押し付けて、相手を変えよう、説得しようとしたり、逆に、相手からの親切な忠告に耳を傾けようともせず、あくまでも自分の意見をかたくなに貫いたり。
世の中の争いごとのほとんど全ての原因が、自分の意見は正しいということから起因しているのです。
もちろん、簡単に変えてはいけない意見もあるかもしれないけど、いや待てよ、本当に正しいの?相手の立場から考えてみたらどうかな?と振り返ってみることが大切だということですね。
私にとっては、反省反省の本でした。
今日もよい日でありますように。