私らしいシンプルライフ

インテリアが好き。ミニマリストは無理だけどシンプルに暮らしたい。

理想のインテリア

私は独身の時、ある住宅メーカーでインテリアコーディネーターをしていました。
営業マンが契約した住宅の、内装や外観の材料など全てをお客様と決める仕事です。
屋根材から、クロス、床材はもちろん畳のへりまで決めるので、相当の数の諸々を決めていかなくてはなりません。
辞めるまで、約150棟の住宅を担当しました。

その時感じたのは、経験を積めば積むほど、よりシンプルな材料が良いと思うようになった事です。

例えば始めの頃は、クロスだと子供部屋や寝室は少し柄の入ったものを勧めていましたが、徐々に全ての部屋を無地の少しベージュがかった色で統一することを勧めるようになりました(中々受け入れられませんでしたが)。

やっぱりいろいろ経験すると、基本はシンプルに戻るのかもしれないですね。ファッションにも言える事です。

ただし、シンプルだけでも個性やオシャレ感はでません。そこに、なにがしかのエッセンスが必要ですね。
それには、家具や照明、小物が重要になりますね。ファッションも最後は小物で勝負みたいなところがあるので、全く同じだと思います。
自分らしいインテリアは、自分がその場所で心からくつろぐ事が出来、自分らしいこだわりを取り入れる事で作られると思います。

自分がワクワクするもの、ときめくものを、楽しんでみてもいいと思うのですが、いかがでしょうか?


今日もいい1日でありますように。

まずは心に思うこと

『散歩の途中に富士山に登った人はいない』という言葉を聞いた事が有ります。

富士山に登るには、それ相応の準備が必要であり、なんの計画も準備もしていない散歩中の人が、ふらりと登るのは不可能だという訳です。

本も売れ、映画化もされた「ビリギャル」も、偏差値30の時に、まず慶応大学に行くと心に決めて、ではそのためにはどうしたらいいのかと具体的な計画のもと、行動しました。

なにを言いたいのかというと、まず一番最初に、どうしたいかを心に思うことから、全てが始まるということです。

京セラの稲盛さんが、松下幸之助さんの講演を聞きに行った時、ある経営者が「どうしたら、経営が上手く行くか、具体的に教えて欲しい」と尋ねたら、松下幸之助さんは「まずは心に思うことですな」と答えた。周りが苦笑している中、稲盛さんだけに衝撃が走って、感動で立ち尽くしたというような話を昔読みました。

まずはどうしたいのか、どうなりたいのかを心に思うこと。
今の私の課題です。
私、どうしたいんだろう。

子供が成人し、今は仕事もしていない私は、まるで老後のような?日々を過ごしています。

ブログを始め、このままでいいのかと悩んでるような、今の気楽さを楽しんでいるような。

嘆くことも、落ち込むことも余りなくなりましたね。

今が大切。



今日もいい1日でありますように。

親友が難病に

20歳で就職した時に同期だった彼女とは、それ以来の長い長い付き合いだ。余りに深い付き合いだったから、すべてを知り過ぎて、大ゲンカもしたりした。
それでも、離れることも無く、お互い結婚出産した後、何年かは偶然同じ町に住んだりして、ずっと付き合いを続けてきた。

その彼女が7〜8年前に、小脳が萎縮する病気になった。まだ下の子は小学生だった。病気を打ち明けてくれた時、私に心配かけまいとしたのか、笑いながら「これからどうなるかよくわからないわ」なんて言って、私も黙ってうなずくだけだった。
家に帰ってすぐ、その病気についてネットで調べた。運動機能が徐々に落ち、最後は動くことが出来なくなるとあり、一人で泣いた。

それからは、彼女は会う度にできないことが増えていって、ついに2.3年前から、全くの寝たきり状態になった。

今は、私が会いに行くと、会ったその一瞬だけ、顔をくしゃくしゃにして、嬉しいのか悲しいのかさえ分からない顔をする。
後はただジッと天井の方を見ている。あんなにおしゃべりだったのに、今は何もしゃべれない。あんなに食いしん坊だったのに、今は何も食べられない。あんなにオシャレで美人だったのに…。

話ができるうちに、もっともっと話をしておけばよかった。いずれこうなるとお互いわかっていたのに、先を見ないようにしていた。

今この時も、彼女はただ天井を見上げているのかと思うと、なんともいえない気持ちになる。

彼女は彼女の身に降りかかる人生を生き、私は私の人生を生きる。
替わることはできない、みんな自分だけの人生。
こんな当たり前のことを、いつも考えさせてくれる。

私は彼女に頑張れとは言わない。
ただ、黙って天井を見ている彼女を横で黙って見ているだけ。
それでも、また会いに行く。
あの一瞬のくしゃくしゃの顔をみるために。





今日もいい1日でありますように。

うちのカレー

基本は骨付きチキンのスープカレー
ルーは使わず、玉ねぎのみじん切りをじっくり炒め、カレー粉、パプリカパウダー、トマト缶、ヨーグルトで作ります。じゃがいも、人参は入れません。
後は、茹でたり、焼いたりした夏野菜(ナス、ズッキーニ、トマト、枝豆、アスパラガスなど)のトッピングで色鮮やかに出来上がり。

スープなので、サラサラと食べられ、夏のカレーはこれに決まりです。

まだまだ残暑厳しいので、体調には気をつけましょう。



今日もいい1日でありますように。

ミステリーツアー

うちの夫はサービス業なので、水曜日だけが休みで、連休は殆どありません。ゴールデンウィークやお盆休みも休めません。むしろ稼ぎどき。

年末年始やお盆の渋滞のニュースを見ても、一度も経験がないので、ピンと来ません。

人が動く時は、家で過ごすのが一番です。

そんな我が家も、何年かに一度は急に連休が貰える事があります。
そんな時は、ミステリーツアーと題して、行く先を決めずにとりあえず出かけてしまいます。
聞こえはいいけど、単なる無計画なお出かけです。

その何度も行ったミステリーツアーの中で、小学生の子供が一番喜んだものを紹介します。

その時住んでいたのは、岐阜県の地方都市(日本で一番暑い町でよくニュースになります)でした。中央道で朝から長野県信州方面へ向かい、そのまま富士山を求めて甲府へ。ただただ長いドライブです。

子供にとっては全然楽しくありません。つまらないとか言いながら、車の後部座席で眠ってしまいました。
その時点で午後2時。

それから、いつも行き当たりバッタリの夫の発した一言で、2時間後には、東京ディズニーランドにいたのです。
熟睡していた息子は、起きてビックリ。
ここは何処?ウソでしょ?
まさかのサプライズで大喜びでした。それから閉館までそれはもう大はしゃぎで、楽しく過ごすことになりました。

しっかり計画して、何日も前から楽しみにする旅行もいいけれど、こんなサプライズも、忘れられない思い出になりますよ。

お試しあれ。ただし疲れますが…。



今日もいい1日でありますように。

「何をした人か」で決まる

人はいろいろな基準で他人を評価しますね。
見た目であったり、学歴であったり、強さであったり、経済力であったり。
しかし、これらはある程度生まれた時からの差である事が多いです。
努力で勝ち取る場合もあるかもしれないけれど、残念ながら、努力ではどうしようもない事の方が多いでしょう。

ですが、その人の「人として」の評価となると、また全く別の観点から、その人を見ることになります。
その多々ある観点の中で、最も分かりやすく、納得できるものが、「その人が何をした人か」で決めることではないかなと思います。

例えば、可哀想な映画を観て、涙を流す自分は優しい人間だと多くの人は思います。
でも実際に目の前に可哀想な人がいても、何も行動できないのであれば、それは優しい人間とは言えないのではないでしょうか。
心で思っているだけではなく、具体的に動く事が出来て初めて、評価される対象になるということです。

自分はまだまだの人間だと、悲しくなります。自分のことだけで精一杯です。
せめて、自分はまだまだだという自覚だけは常に忘れず、傲慢にならぬようにと肝に命じます。


具体的に動く、私の永遠のテーマです。


今日もいい1日でありますように。

物ではないプレゼント

今20歳の息子が、10才(小学5年生)の誕生日のことです。
「大人の半分まで来たけど、プレゼントは何がいい?」と聞くと、彼は「フランス料理のコース、ナイフとフォークがいっぱい並んだやつが、食べたい」と言いました。
何それ❓ すぐには理解出来ませんでしたが、よくよく聞いてみると、テレビのグルメ番組でタレントさんが美味しそうに食べるのを見て、自分も食べてみたいとのことでした。
その頃夢中だったサッカー関係の道具か、ゲームソフトを欲しがるとばかり思っていたので、少し面食らいましたが、この年で食に興味があるのは、悪い事ではないし、そういう場所の雰囲気を味わう事も良い経験になるのではと思い、家族で行く事にしました。

いきなりフランス料理は敷居が高いので、一人6000円ぐらいのカジュアルイタリアンのコースの店を予約しました。
色鮮やかな料理が運ばれる度に、ニターと嬉しそうにして、案外上手にナイフとフォークを使って、すべての料理を平らげました。
最後に店の好意で、ケーキも出て来て、ご満悦でした。

物ではない、思い出を誕生日プレゼントに出来た事、息子も今でもずっと忘れていませんし、私達夫婦にとっても、楽しい思い出になりました。


ここ最近の誕生日は、物でも思い出でもない、現金を要求されます…
あ〜あの頃は可愛かったのにね〜〜。


今日もいい1日でありますように。